すぐやる!【感想/書評】脳の仕組みから考える、先延ばしクセの克服のコツ

to-do-immediately1



2018年12月のAmazonの自己啓発ジャンルで、9位だった『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』を読んでみました。

2016年に出版されているので、新しい本ではないのですが、最近ブログの更新もできていない、勉強も手につかない今の自分にとって必要な内容でした。

ボクと同じように行動力がない、「すぐやれない」ことに悩んでいる方にとってはいい本かもしれません。

こんな人にオススメ
・第一歩がなかなか踏み出せず、行動できない人

・やる気はあるのに、なぜか無駄な時間を過ごしてしまう人

・ “どうせ” や “できない” や “ダメ” が口癖になっている人

この本の購入経緯

ボクは行動力がないことを自負してます。
読書は比較的できるのですが、ブログ更新や勉強がなかなか手につきません。

こんな状況だったため丁度、行動原理ややる気を高めるような本を探していて、Amazonのランキングで上位にあった『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』を見つけました。

菅原洋平氏について

菅原洋平 (すがわら・ようへい)

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。

1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、作業療法士免許取得。

民間病院精神科勤務後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。

その後、脳の機能を生かした人材開発を行うビジネスプランをもとに、ユークロニア株式会社を設立。

<中略>

著書には、13万部を突破した『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社) などが多数ある。

本そでより

作業療法士とは、病気やケガなどで日常生活が困難になった方々を困らないようにサポートする身体と心のリハビリテーションの専門職です。

本書の中では、菅原さんが患者さんからの相談を受けた、実際の経験に基づいたアドバイスなどが語られています。

『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』の概要

to-do-immediately3

『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』は以下の序章 + 8章 から成増。

序章 「すぐやる人」に共通するたった1つの習慣とは?
1章 「やるべきこと」をすぐ手に付けるコツ
2章 「ひとつのこと」を終えあと「次」にスムーズに取りかかるには?
3章 すぐやる集団、すぐやらない集団……「すぐやらない」は伝染する!?
4章 「脳が勝手にやる気になる」言葉の使い方
5章 「やればできる」という言葉でかえって「本気」が出せなくなっていた!?
6章 「すぐやるスイッチ」をすぐ入れる簡単な方法
7章 行動力が劇的に上がる「触る力」活用法
8章 「なんとなくいつもネガティブ」の原因は、「脳の慢性疲労」にありました

本書は意識を変えて、やる気を出しましょうよという自己啓発本というよりは「脳のしくみ」に沿ってシンプルに「やるべきこと」に取り掛かるための方法を紹介しています。

引用を踏まえて 印象に残ったところ

印象に残った部分を引用しつつ感想について語っていきます。

「すぐやるべきことがあったのに、気づいたら別のことをしていて時間がなくなってしまった」というのは、私たちの「すぐやる」を邪魔する大きな要因です。

(33ページ)

ついつい、SNSやYoutubeを始めてしまったら、思った以上に時間が経過してしまい、やろうと思っていたことができなくなってしまったことは誰でも経験があるのではないでしょうか?

脳は視覚から入った情報に大きく影響を受けるため、一度脳に見せてしまうとなかなかなか逆らうのが難しくなります。
これを切り上げるためには強い「意思の力」が必要になりますが、意思の力ではなかなか抵抗できず、ダラダラと時間を時間を過ごしてしまうのです。

さらに厄介なことにSNSやYoutubeを見て、時間を消化してしまったことを後悔をすると「やってはいけないことをやった」という罪悪感を抱きます。
罪悪感を抱いたこの行動を脳は「価値があるもの」と評価します。

「やってはいけないこと」をやることで脳は満足感を得るのです。
そのため依存症のように、同じことを繰り返してしまうことになります。
これは厄介です……。

to-do-immediately

これはボクもよくあるのですが、仕事を終えて帰宅し、ごはんを食べながら、Youtubeやインターネットを見始めてしまうと、ごはんを食べ終えてもしばらく見続けていたりします。

そして時間が思った以上に経過していて、他にやりたいことはたくさんあったのに、明日の仕事のために寝なければいけない時間になってしまうのです。

これについては「やってはいけないことはしない。脳に見せない」しか対策はないようです。

無駄な情報を脳に見せず、必要なタスクをこなした後に、ご褒美としてSNSやYoutubeを観る時間を取るのがいいかもしれません。

周りに「すぐやらない人」がいれば、それもまた周囲に伝染していき、チームや職場全体に「なんとなく先延ばしにする雰囲気」がつくられていくのです。

(82ページ)

「ミラーニューロン」という神経群がこの動きに関係しています。
仕事が遅い人が周りにいると、真似をしたくないとしても、似ていってしまうのです。

反対に言えば、仕事が早くて、「すぐやる人」が周りにいたら、その人が視界に入るように心がけることで、良い影響を受けることができるはずです。

ボクが好きな言葉で「人間は、いつも周りにいる5人の平均をとったような人になるものだ」という言葉があります。
この話を知った後だとよりこの言葉の納得感が強まりました。

取り掛かっていない状態で「やればできる」と唱えても、脳は、どうすればいいのかを理解できません。「良い状態になれ」とだけ命じられても、脳は困って、身動きが取れなくなってしまうのです。

(136ページ)

「やればできる」と自分に言い聞かせるという方法がありますが、これに意味はないようです。

「やればできる」は実際にはできていないわけなので、脳は罪悪感を生み出します。
そして次の行動に過剰に期待がかかり、またそれを「価値のあるもの」と思い込み、結局また失敗、挫折にしてしまうのです。

さらにその挫折が罪悪感を生み出し、悪循環に陥るのです。

対策としては、小さなゴールを積み重ねることになるのかなと思います。
最初から大きなゴールをもって「やればできる」と言い聞かせていても実際にはまだできてないため、失敗や挫折に過剰に反応してしまいます。

大きなゴールを目指すために、小さなゴールをクリアしていく感覚をつかむことがよいのではないかと思います。

『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』のまとめ

to-do-immediately2

『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』はここに書いたことの何倍の情報量が詰まった本です。

この本は脳の仕組みをもと「行動力」を高める方法について書かれた本です。
成功者の成功体験を読んだりや自己啓発系の本で気分が高めてやる気を出す方法もありますが、そういった本で効果が続かない人にも脳の仕組みから考えられた本書の内容は別の角度からのアプローチになり、刺激になるはずです。

すぐやる!まとめ
・罪悪感は「すぐやる!」の天敵

・やってはいけないことはしない、脳に見せないようする

・やればできるだけでは、すぐやれない

以上『すぐやる!【感想/書評】脳の仕組みから考える、先延ばしクセの克服のコツ』でした。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

昭和生まれの30代独身。 職業はインフラエンジニア的な何か。 年収300万円程度なので、同世代では圧倒的低所得者。 『金持ち父さん・貧乏父さん』を読んで、金融投資や自己啓発に目覚める。 読書好き、年100冊程度 人生を少しでも良い方向へ曲げるための情報を自分のため、並びに同じような境遇の人達のために発信する。