読まれない文章に意味はない。読者を刺す方法を考えよう

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こんにちは!カブラギ (@T_W_H_R_C) です。
印南 敦史著『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(初版2014年11月) を読んだので、書評を書いてみます。

本書は書評に限らず、文章を書く人にとって参考になる情報が詰まっています。
技術よりは、伝えるための考え方をメインとした本だと感じました。

前の記事からかなり日が空いてしまいましたが、「書評の書き方」を学ぼうシリーズ2弾です。
あるジャンルの本を網羅的に適当に読みたいなと思ったら、「KindleUnlimited」(キンドルアンリミデット) はとても便利ですね。
古い本が多いですが、この手の内容は本質的に変わらないので、古い本でも新しい本でも書いてあることはあまり変わらないので、おすすめです。

この本はこんな人にオススメ

  • 書評に限らずブログをやっている人
  • 読書が好きな人
  • 普段文章を書くことがある人

ボクの本書との出会い

この本も前回の『BlogArts: 書評記事の書き方』と同様に、Amazonの電子書籍読み放題サービス「KindleUnlimited」(キンドルアンリミデット)で読みました。

「書評」で検索して目についたものをテキトーにチョイスしてましたが、この本は以前表紙だけ見かけたことがあったので、この機会に読んでみました。

印南 敦史とは?

著者の印南 敦史さんは、ライフハッカーというウェブメディアで書評を書いている方です。

ライフハッカーは月間PV4000万近い(古い情報だったらごめんなさい)超有名ウェブメディアなので、名前くらいは聞いたことがあると思います。

そんな大型ウェブメディアで毎日書評アップしているスゴイ人の本なので、読み前に、ライフハッカーの書評にいくつか目を通しておくと本書をより深く理解できるはずです。

『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』 の概要

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『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』は以下のような章立てになっています。

STEP1 プロ書評家が教える読書術・時間術

STEP2 読み手の視点に立つ

STEP3 大切なのは「伝える」こと

STEP4 「読ませる」文章の書き方

「書く技術」というタイトルなのに、”読書術・時間術” から始まるの?笑 とちょっと思いましたが、書評家にとっては「読む」ところから書評を書くことは始まっているということなのだと思います。

ちなみに、帯には「誰にでもできて、稼げる文章力がすぐ身につく」と書かれていますが、これは少々大げさかなと思いました。

誰が読むのか、誰に読んでほしいのか

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どこのライティングの本にも書いていることですが、本書の中でも読み手の視点を意識することははっきりと語られています。

まず「誰が読むのか」「誰に読んでほしいのか」をはっきりと意識すること。つまりは、ターゲットを見極めることです。


(STEP2)

例えば、印南さんの場合「ライフハッカー」の主要読者層が25歳から34歳を中心としたビジネスパーソンなので「なかなか時間をとることができないビジネスパーソンが、効率的に情報収集できる」ことを意識し、あえて「引用」を多めにして、短時間で効率的に情報収集できるように図っているようです。

最近だと、そもそも文章を読まない人が増えてきていると感じます。
自分もウェブ上の長文を読もうとしても集中力が続かなくて読むのに疲れてしまいます。
長い記事を1本読むなら、Youtubeで動画1本見るほうが良いという人も多いのではないでしょうか。

そんな現代人にも読みやすく、効率的に情報収集ができるように意識することは読者のためになりますし、自分の記事を読んでもらうためにもなります。

「誰が読むのか」「誰に読んでほしいのか」は昔から散々言われていることですが、今だからこそ改めて強く意識する必要があるのだと感じました。

刺す方法を考える

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物騒な見出しになっていますが、物理的な刺すとは違います笑

今はウェブ上に無料で読める情報が溢れています。
例えば、今「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術 感想」と検索しただけでも12500件がヒットしました。
この中で読まれるためには、SEO (検索結果を優位にもっていくための技術みたいなもの) などもありますが、まずは他の文章とは違う個性や魅力が必要です。

いちばんよくないのは、「記事をじっくりと読んでもらえれば、その価値はきっと伝わるはず」というような書き手側の身勝手な考え方です。

<STEP2>

たまにありますよね、書き手はおそらく満足しているんだろうなという長文の記事が。

確かに読んだら面白いかもしれませんが、読みたいと思わせるとっかかりがないと長文はまず読まれません。惹かれるものがなければ、Twitterの140文字すら読みたいと思いません。

なにより重要なのは「刺さる」なにか、つまり「フック」を用意することです。

<STEP2>

著者は「フック」と呼んでいますが、「読んでみたいと思わせること」が重要と言います。
本書の中では、タイトルや見出しを「第一のフック」「第二のフック」として紹介していました。

《孫正義が実践してきた「4つの仕事術」に学ぶ》

この本に関して言えば、まず『孫正義「リスク」を「成功」に変える28のルール』というタイトル内の「28のルール」という部分が期待感を煽ってくれます。いかにも28種類の役立つことが書いてありそうです。

それに加えて、上記の記事タイトルの「4つの仕事術」という部分には、28種類の役立つことのなかから、さらに4つ厳選したというニュアンスがあるとは感じませんか?

つまりこれが「第一のフック」です。

記事タイトルが《孫正義はいかにしてリスクを成功に変えたか》だと具体性がなく、結果として刺さらないものになってしまいます。

他にフックを考えるとしたら

・アイキャッチ画像

・冒頭文

あたりでしょうか、特に冒頭文やアイキャッチ等は検索結果の画面やTwitterでも表示される部分になるので、重要なフックになりえますね。

ということで、本記事からは「タイトル」に一工夫いれようと思います。
今までは、本のタイトルと一言を入れていたのですが、あえて本のタイトルは記事タイトルから外してフックになりそうなタイトルを今後は考えてみたいと思います。

『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』まとめ

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いかがだったでしょうか。
『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』はプロの書評家が本を読むとこから書評を書くまでの流れを体系的に紹介してくれています。

まだ、文章を書くことに慣れていなくて、自分のスタイルが確立できない人にこそ読んでほしいと思いました。
本書で紹介されている内容を参考にしつつ、そこに自分の個性を加えていき、自分だけのライティングのスタイルを作り上げていくための入門書になると思います。

以上『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』でした。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。



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ABOUTこの記事をかいた人

北海道札幌住み、昭和生まれの30代独身。 職業はシステムエンジニア的な何か、多分同年代では低所得者。 『金持ち父さん・貧乏父さん』を読んで、人生をこのまま終えたくないと本気で思い、金融投資や自己投資に目覚める。 月10万-20万PVの小規模なブログメディアの運営に携わったことがあるため、その経験を活かし個人ブログを開設。