「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法【感想/書評】嫉妬についての本でした

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こんにちは!カブラギ (@T_W_H_R_C) です。


大島信頼著『「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法』(初版 2018 年 10 月 23 日) を読了したので、アウトプットしていきます。


よっぽどのお金持ちでなければ「お金の不安」から逃れることはできません。
特にボクのような、低所得労働者はね。


しかし、この本や「お金」のことというよりは主に「嫉妬」について書かれた本でした。
更に、書いてあることがオカルト的に思えて、どうも素直に飲み込めない内容でした。

こんな方におすすめです。
  • 無駄遣いが多い人
  • なんでも他人と比較しがちな人
  • 嫉妬のメカニズムに興味がある人

 

この本を読もうと思った経緯

本書の帯にこんなことが書いてあります。

・ 欲しいものを買ってストレスを発散する

・ 必要ないものを買って後悔してしまう

・ セールを見逃すと損した気分になる

・ ムダ遣いした記憶がないのにお金がない

・ いくら買い物をしても満足できない

本書帯より

自分の生活を見直してみると

・ 欲しいものを買ってストレスを発散する
・ 必要ないものを買って後悔してしまう

この 2 つはボクもよくあります。
後から「こんなものなんで買ったんだろ?」と思って結局捨ててしまうんですよね。


お金を「増やす」ためにはまずは、ムダな出費を減らす、つまり「節約」が大事だと思っています。
そのため、この本ではムダな出費を減らすために、脳科学や精神的な観点からの知識が得られると思っていたのですが……。


読了して思いましたが、これは「お金の本」というよりは「嫉妬」のメカニズムについての本という印象でした。

本書の概要

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本書は全部で 5 章あります。

・お金がたまらない原因は”脳の発作”

・”嫉妬”で自分をコントロールできなくなる

・”発作の伝染”でお金が貯まらない

・”嫉妬の発作”に邪魔されない方法

・”脳の体質改善”でお金を貯める!


1~4 章までは「嫉妬」ついての内容が主です。
具体的な「お金の不安から抜け出す方法」は 5 章に書かれています。
(とはいえ、結構眉唾な話ですが)


全体を通して「嫉妬」がキーワードになっていて、「嫉妬」とはどういう場合に発生するのか、「嫉妬」をしないように、また「嫉妬」に巻き込まれないようにはどうすれば良いのかということが書かれています。

本書の変なところ、納得のいかなかったところ

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納得がいくところもあるにはあるんですが、著者の経験や、例として出てくる人々の行動が、「こんな人いる?」というくらい過激で、理解できない部分が結構ありました。


いくつか気になった点を引用してみたいと思います。

私よりも仕事のできない同僚の給料が、私よりも高いということがわかりました。
そのとき、私の頭の中で「ビビビッ!」と電気が走りました。
顔が真っ青になって、「こんな会社辞めてやる!」と社長室に走っていきました。

(16ページ)

「お金の不安」をなんとかしようとか言ってる場合じゃない、情緒不安定すぎます。
この後さらに泣きながら、社長に「会社を辞める!」と直談判したそうです。
最近の若者はキレやすいとか言ってられない、こんな人がボクの周りにいたら怖くて近づけません。


なんでしょう、この本、こういうところ多いんですよね。

小学生のとき、「先生!その説明でわかりません!」と言ったら、ほかの生徒が同じことを言ってもその先生は笑って反応しなかったのに、私のときだけキレて、「なんだこの野郎!教師はなめやがって!」と理科室の椅子を投げつけられました。

(94ページ)

こんなの事件になってもおかしくないでしょう……。
教育委員会大忙しですよ。


こういうエピソードって本当なのか、誇張して言ってるだけなのか。
嫉妬とかそういうの関係なしに、この先生は異常者でしょ。


相手に対して「ずるい!」という嫉妬心が湧きそうになったら、頭の中で「自分の方が優れている!」と唱えてみます。すると「あれ?相手のことがどうでもよくなってきた!」と嫉妬の発作がおさまります。嫉妬から解放されると脳内にストレスが溜まらなくなり「どんどんお金が貯まっていく!」という循環が生まれます。

(120ページ)

本書のなかでは、「嫉妬」は自分より立場の低い人間が、自分より優れたものを持っていることで起こると書かれています。


それなのに、「自分の方が優れている!」と唱えるのは逆効果な気がするのですよね。
相手が優れていることを素直に認めて、自分もただただ頑張ろうと思うだけで、嫉妬からは開放されるように個人的には思います。

脳のネットワークは無線 LAN のようにノートのとで情報やり取りしているのですが、現代の科学ではその周波数を測ることはできません。現代の科学で測れないのであれば、光よりも速い可能性があります。光よりも速ければ時空を超えられます。であれば「ドラえもん」のタイムマシンではないのですが、脳のネットワークで未来の自分からアドバイスをもらうことができます

(180ページ)

流石に色々な根拠や背景があるんだと思うのですが、ここだけ読むと、完全にオカルトです。
言ってることがヤバいやつです。


これは、「お金のことで後悔に襲われることがある人の体質改善の方法」として、書かれてる部分なのですが、「未来の自分からアドバイスをもらう」ことが、改善策ってなかなかぶっ飛んでるなぁと感じました。

参考になった点を引用

本来、自分が得るはずの「愛情」とか「注目」や「哀しみ」、さらには「優しさ」などが第三者によって奪われてしまう。そこで感じる「不安」「怒り」「無力感」などが入り混じった感情が”嫉妬”だと言えます。

(49ページ)

自分が十分な「愛情」や「注目」が得られていて、満たされていれば、「嫉妬」は起きないとも言えますね。


確かに、SNSなどで「嫉妬」めいたコメント等を見ていると、きっとこの人達は満足に愛されていないんだろうなと感じます。

優劣の錯覚というのは、多くの人が持っている「自分は平均よりも優れた存在だ!」という錯覚のことです。

(56ページ)

これは、ありますね。
ボクも言われるまでは、錯覚していたように感じます。


友人が、上司や他の同僚に対して「嫉妬」し、愚痴や陰口を叩いているのを聞いていると、自分を彼らよりも優秀と思っている節があります。


あまりにも遠い存在、例えばイチローに嫉妬する人はいないですもんね。


自分に自信を持つのは良いことですが、メタ的に自分を見れていないと「嫉妬」に見舞われるということですね。

『 「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法 』まとめ

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本書の中では、「嫉妬」は「孤独感」ゆえに起こるとも書かれています。
認められたいとか、愛されたいという感情は誰しもがもっているもので、それらが満たされていないと、満たされている他人に対して「嫉妬」してしまうのでしょう。


「嫉妬」したときの自分を思い出すとそういう感情の動きがあったようにも思います。
「嫉妬」して、悪口を言ったり愚痴を言ってるような人は、もっと愛されない、認められないので、もっと満たされなくなる負のループに陥るのかなと思いました。


結果的に、本書は「お金」のことというよりは、「嫉妬」について勉強になる本でした。

「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法まとめ
・嫉妬は「孤独感」から生まれる
・嫉妬は自分より立場の低い人間に起こる
・脳のネットワークにより、周りの人の影響を受けるし、影響を与える

以上『「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法【感想/書評】嫉妬についての本でした』
ここまで読んでくれてありがとうございました。



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ABOUTこの記事をかいた人

昭和生まれの30代独身。 職業はインフラエンジニア的な何か。 年収300万円程度なので、同世代では圧倒的低所得者。 『金持ち父さん・貧乏父さん』を読んで、金融投資や自己啓発に目覚める。 読書好き、年100冊程度 人生を少しでも良い方向へ曲げるための情報を自分のため、並びに同じような境遇の人達のために発信する。