BlogArts書評記事の書き方【感想/書評】読書感想にしないために意識すること

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こんにちは!カブラギ (@T_W_H_R_C) です。

倉下忠憲著『BlogArts: 書評記事の書き方』(初版2015年2月)を読了したので書評を書いていきます。
一応「書評ブログ」を名乗っているので、基本的な「書評」というものの書き方を理解しておくべきかな?と思い、書評を書くときのレベルアップを目的として読みました。

書評と読書感想文って同じものだと思っていましたが、定義が微妙に違うようです。
まずは書評ってなに?というところから理解していこう。

本書は「書評記事ってどうやって書くの?」という人を対象にした本です。
その本を取り上げたこの記事はニッチ過ぎて誰が読むのかと書き終わった後に思いました。

この本はこんな人にオススメ

  • 「書評記事」の書き方を勉強したい人
  • 実際の「書評記事」読んで学びたい人
  • 「書評」の定義を理解したい人

本書との出会い

先日、Amazonの電子書籍読み放題サービス「KindleUnlimited」(キンドルアンリミデット)が3ヶ月99円という破格のキャンペーンをやっていたので入会しました。

「KindleUnlimited」のなかで無料で読める「書評の書き方」に関する本を色々と読んでみようと思い最初に選択したのがこの『BlogArts書評記事の書き方』です。

倉下忠憲さんについて

著者の倉下忠憲さん(@rashita2)はR-styleというブログを運営しているライターの方です。

ブログ拝見しましたが、2004年からブログを運営しており、書評記事に限らずたくさんの記事を執筆しています。
他にもEvernoteやセルフマネジメントに関する本を多数執筆している物書きさんですね。

『BlogArts: 書評記事の書き方』の概要

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本書は以下の章立てになっています。

Part 1 書評記事の書き方
・Lesson1 そもそも書評とは?
・Lesson2 本の紹介における視点
・Lesson3 価値としての批評
・Lesson4 ネタバレ
・Lesson4.5 引用の要件
・Lesson5 書くことを引き出す7つの質問

Part 2 書評記事クロニクル

本書のタイトルでもある「書評記事の書き方」はPart 1で語られています。
Part 2 では著者が執筆した過去の書評記事のなかからピックアップしたものが掲載されています。
実際の書評記事は参考になりますが、書評をそのまま載せているだけなので、Part1 で説明しているポイントがどのあたりを意識しているとか、解説があるともっと良かったかな。

書評の定義とは

まず、書評と読書感想文って何が違うのかを考える必要があります。
本書の中では以下のように示されています。

シンプルに言えば、感想と論評の違いは「客観的な要素の多寡」です。客観的な要素が少ないと感想、多いと評論になります。

(Lesson2)

「客観的」の解釈が少々難しいですが、続けてこう書かれています。

<<論評>>は、視点を「本の外に」設定します。本を外から眺めて、評価するのです。

(Lesson2)

つまり、視点のフレームをひとつ上げて本について論することが論評になると理解しました。
メタ的な視点といってもいいかもしれません。
そのため論評では、他の本と比較したり、書き手の意図を考えることができるようです。

感想は、まさにその世界に入り込んだ体験を描画することであり、評論は、その世界を包括するより大きな世界を評論の読書に提示することです。

(Lesson2)

イメージにすると以下のような感じです。

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面白い本に出会ったら、ついその本の”面白さ”について興奮気味に語りたくなってしまいますが、一歩引いて冷静に、全体像を捉えて客観的に論じ評価することが必要になりそうです。

ネタバレの考え方

書評やレビューにおいて、切っても切り離せないのが、「ネタバレ」の取扱い方でしょう。
本書のLesson 4ではネタバレの考え方について書かれています。

これからその本を読む人の読書体験が損なわれてしまわないか。

(Lesson4)

「文芸作品」か「文芸作品以外」かで扱いは変わってきそうですが、書評を書く上で、これからその本を読む人のことを考える必要があります。

ある程度ネタバレがされていても、気にならない作品もありますが、気にならないか気になるかは結局読み手の感じ方に依存しますので、どのような作品であれネタバレには最新の注意を払うべきでしょう。

「文芸作品」には特に注意が必要です。
ミステリーで犯人をバラしてしまうなんてのはもってのほかですね。

「読む人の読書体験が損なわない」これを書評を書く上での自分のルールにしようと思いました。

書くことを引き出す7つの質問

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Lesson5では、書評を書くためにどんな要素を記事に盛り込むのか、を7つの質問で導き出す方法が書かれています。

具体的な質問は以下

質問1:購入の経緯は?
質問2:本の対象読者は?
質問3:著者の考えはどのようなものか?
質問4:その考えにどのような印象をもったか?
質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは何か?
質問6:類書との違いはどこか?
質問7:関連する情報は何かあるか?

この質問は本を読む前にあらかじめ意識しておき、質問の要素を探すように読書をすると、読書自体もはかどりますし、書評記事を書くときもスムーズにいきそうですね。

カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。

カラーバスは「color(色)」を「bath(浴びる)」、つまり色の認知に由来するが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、意識するあらゆる事象に対して起きる。

人間の脳は、特定の事象を意識することで、五感で得られた情報からその特定事象のみを積極的に認識するという性質を持つ。

シマウマ用語集

効果的に読書する方法として、たまにカラーバス効果が挙げられます。
本を読む前に、「この本からこんなエッセンスを吸収しよう」とか「こういうことを知りたい」を意識しておくと、意識したことが目に止まりやすくなり、効率的に知識を吸収でき、また早く読むこともできます。

書評を書くためにたくさんの本を読む必要がありますから、こういったテクニックは必要ですね。

書評記事のクオリティをあげたいなら

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いかがだったでしょうか?
もし書評を書こうとしてる人や書いているけど行き詰まっている人がいたら、短い本なので、サっと目を通してみると新たな学びがあると思います。

本書からのエッセンス
・書評は視点を本の外に設定して、包括的に論する

・読む人の読書体験を損なわないようネタバレに気をつける

・書くことに迷ったら、7つの質問で書くことを引き出す

とはいえ、冒頭でも書きましたが、「書評記事ってどうやって書くの?」って人が今この瞬間にいったい何人いるんだろう?
さらにその中の何人がこの記事を読むのか?と想像するとこの記事が読まれる確率はどのくらいなんでしょう……。

この記事行き着いた、ウルトラレアなあなたのお役に立てていれば幸いです。

以上『BlogArts書評記事の書き方【感想/書評】読書感想にしないために意識すること』でした。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。



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ABOUTこの記事をかいた人

北海道札幌住み、昭和生まれの30代独身。 職業はシステムエンジニア的な何か、多分同年代では低所得者。 『金持ち父さん・貧乏父さん』を読んで、人生をこのまま終えたくないと本気で思い、金融投資や自己投資に目覚める。 月10万-20万PVの小規模なブログメディアの運営に携わったことがあるため、その経験を活かし個人ブログを開設。